2014年02月24日

佐賀 小城市 オアシス整体院より


ソチオリンピックが閉会しましたね。

数々の名場面が、私達の心を打ちました。


特に私が心に残ったのは、何と言っても浅田真央選手と佐藤信夫コーチの姿でした。



浅田真央選手の、ショートプログラムでの失敗後の演技後の失意の表情。

そしてフリー後の涙の後の笑顔。

その間に何が起こったのか?


浅田選手と佐藤信夫コーチとの話です。

ショートプログラムで思わぬ失敗した浅田選手に対して、佐藤コーチは以前に指導した、ある選手の話をしたそうです。

それはレークグブラシッド五輪代表、松村 充選手の話です。

風邪で2日間、何も食べれない松村選手に佐藤コーチは言ったそうです。

「力をふりしぼって頑張って来い。もしリンクで倒れた時は、先生が助けに行くから、安心して行って来い。」と。

そうして出たフリーの演技を松村選手はほぼノーミスで、結果、8位入賞だったと。


そして、浅田選手にも同じことを言ったそうです。

「思い残すことがないように、力を全部振り絞ってやるように。頑張れ!」

「何かあったら、先生が助けに行くから。」


フリーでの演技後のインタビューで、浅田選手は、「支えてくれた皆さんに恩返しの演技ができたと思う」と応えています。

そして、感謝している人達の中で、真っ先に佐藤信夫コーチの名前をあげています。


浅田選手は、確かに、メンタル面で弱いところもありますが、佐藤コーチがいたからこそ、今までやって来れたのだと思いました。


身体の成長による不調やスケーティングの見直しの為に思うようにジャンプが跳べなかった時も、いつも側にいたのは佐藤コーチだったと思います。

そして、浅田選手が人生で一番辛かった最愛の母をうしなった時、浅田選手を守ったのも佐藤コーチだったのです。


浅田選手の演技中、大声で応援する佐藤コーチ。

演技後、涙を堪える佐藤コーチの姿。

抱擁し合う師弟。


今も、私の目に焼き付いています。


オリンピックでは、数々のドラマが生まれますが、この師弟愛は正しく感動に値すると思います。


今日の言の葉

「美しい師弟愛」


佐賀 小城市 オアシス整体院より。