2013年02月15日

ベートーベンのピアノ独奏曲『エリーゼのために』は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。

原曲の一部をカバーして、ザ・ピーナッツ等が『キッスは目にして』というタイトルで歌ったといえば、どういう曲か思い浮かぶ人も多いと思います。

『エリーゼのために』は私の大好きな曲です。

この曲は、愛らしい出だしの部分と主音の保持低温が鳴る激しい部分の2つのエピソードを持っています。それら二つの対比がとても素敵な曲です。

貴族の娘だったエリーゼ(テレーゼが何らかの原因でエリーゼとなった)と、貴族でも何でもないベート―ベンとの仲は、決して周りから祝福されるものではなかったそうです。
出だしの部分は、テレーゼとの恋の喜び、激しい低温部分は周囲の反対や身分の差に対しての苦しみや葛藤を表現しているといわれています。


ですが、私は『エリーゼのために』というタイトルが、ベートーベンの真心を物語っているような気がします。最後には穏やかに初めのメロディに戻るところが、葛藤も苦難も含めてテレーゼを愛する気持ちを象徴していると思います。べート―ベンと同じように、テレーゼも苦しんでいたと思います。私は、この曲はテレーゼの苦しみを癒すため、ベートーベンが出来る最大限の気持ちの表現だったと思うのです。

「人を愛すること」は、常に苦悩との背中合わせだと、ベートーベンは、この曲を通して語っているのかもしれませんね。
この曲が美しく、多くの人々の心を打つのは、そういった苦悩を含めて、「人を愛する素晴らしさ」をメロディにしているからだと思います。


今日の言の葉

『真心』


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佐賀 小城市 オアシス整体院より