2012年09月03日

肩こりは筋肉の中の悪循環

肩がこったと感じる時、こっているところを押してみると、固くなっているのがわかります。

「コリ」というのは、筋肉のこわばりです。

肩がこっていない正常な状態の筋肉には弾力があります。

細胞内の水分バランスが上手くとれていて、血液の循環がスムーズにいっているからです。

ところが、筋肉を使い過ぎたり、逆に運動不足だったりすると、細胞内の生理バランスが崩れ、筋肉がこわばってきます。

筋肉は太いかたまりのように思うかもしれませんが、実は非常に細い筋繊維の集合体です。

ですから、1本1本の筋繊維がこわばってくると、お互いに圧迫しあいます。

筋繊維の中の血管も圧迫され、血液の循環も悪くなります。

また、神経線維も圧迫されて痛みが出てきます。

痛みが出始めると、どうしても痛む場所をかばって、動かさないようにするので運動不足になります。

その結果、血行不良になり、ますます痛みが増します。

こうして、こわばり⇒痛み⇒運動不足⇒血行不良⇒痛み、という悪循環がおきるのです。


どこかで、この痛みの悪循環を断ち切らないといけませんね。

しかし、痛いのでは動かせませんし、痛んだ筋肉をかばって動かしたら他の筋肉にまで負担がかかってしまいます。

そうなったら、自分の力で治すことは困難ではないでしょうか?

痛みや動かせない状態を断ち切るためには、勇気を持って専門家の治療を受ける事も必要ではないでしょうか?