膝や股関節に痛みが生じる理由


痛みを起こす原因となる関節の障害

○筋、骨、軟骨、靭帯、血管、神経、軟部組織の損傷と関節の変形

○血液性状の悪化

○筋肉や靭帯の構成上の異常、体重の荷重部位の異常


原因

○事故やケガなどの急激な外力から起こったもの

○日常動作、仕事の動作など慢性的な内力から起こったもの

○内臓など他の部位の痛みをかばう事から起こるものなど


傷みを引き起こすメカニズムの一因に、筋肉や靭帯の荷重点の異常があります。

筋肉は動く方向や靭帯に力がかかる位置が決まっており、健康な人はそれが正しく働いています。

それが障害によって骨がずれたり、変形したりするとその荷重点も崩れてきます。

また、患部をかばう為に不自然な動きをとるようになり、それがまた更なる荷重点の崩れとなります。

その結果、症状をさらに悪化させ、同時に痛みも増幅するという悪循環になります。

痛みを改善するには、不正な荷重点を適切な位置に戻すことで、痛みの悪循環を根本的に断つことが大切なのです。


当院では、骨の変形などは元に戻せません。

その代り、動作に必要な筋肉の状態を良くし関節の荷重点を適切な位置に戻すことは可能です。

その結果、痛みが和らいだり、関節の動きが良くなったりします。

関節に変形があっても、きちんと動いて痛みも無ければ、生活に大きな支障が起きる事もありません。

例え、変形性股関節症や、変形性膝関節症であっても、問題はほとんどないことになるのです。

当院では、筋肉のバランスを整えるとともに、「チューブトレーニング」などによる、個人に合った家庭での運動のサポートをしております。

チューブトレーニング指導については、詳しくはホームページのトピックス欄をご覧下さい。