我慢は「美徳」ですが、痛みを我慢し過ぎて悪化したら元もこもありません。早期治療の大切さは、みんなが良く知っていることです。
人間は20歳前後から、老化が始まっていると言われます。ある程度の年齢になれば、背骨の老化により、軟骨、靭帯、筋肉などの具合が悪くなるのは誰にでもあることです。しかし、老化によって腰の椎間板や骨に変形があっても、多くの人には腰痛などが起こりません。「無症候性」の加齢変化はたくさんあるのです。
つまり、腰椎に異常があるからといって、それが腰痛の原因とは限らないのです。最近では、画像で見られる変形の度合いと患者さんが訴える症状の度合いがあまり一致しない事が分かっています。仮に腰痛の背景に背骨の老化がかかわっているとしても、それだけの為に症状が起きているのでなければ、変形を手術で治しても、腰痛の悩みは解消されないかもしれません。
当院の患者様にも過去に背骨の異常で手術なさった方がたくさんいます。実際にMRIの画像を診せて頂いた方も多くいるのですが、確かに背骨の異常はなくなっていました。しかし、痛みや動きにくさは、相変わらず、あるいは前以上と言う方も非常に多いです。
つまり、痛みの原因は背骨の変形ではなく、他の要因だったわけです。当然の事ですが、本当の痛みの原因を探し出し治療しないと痛みから逃れられません。
皆さんが感じていると思いますが、痛みの要因は姿勢の悪さとストレスです。姿勢は骨盤の歪みや身体全体のバランスの悪さからきます。当たり前の事ですが、身体は一人一人違います。生活習慣も一人一人違います。ですから身体の歪みも人それぞれなのです。
当院の整体は一人一人に合った整体をしています。骨盤だけで無く、全体の状態を確かめ、施術しています。皆に同じマッサージをしていたり、同じ事を繰り返している訳ではないので、“時間単位でいくら“とかいうわけではありません。
時間単位のマッサージは外側から身体を扱っているので、その時は気持ちいいのですが、後で揉みゴワリが来たり、またぶり返したりします。それは、その場しのぎの対処療法です。
当院の整体は身体の中の方、神経に作用する仕組みなので、自分自身の意識ではコントロール出来ない自律神経を整えることができます。また、神経に作用しているので、悪い症状に戻りにくいのが特徴です。